救命と産科の経験から生まれた、“命のおまもり”

名前
堂福 はる
会社名
合同会社コウノトリ企画
キャッチコピー
命に寄り添う、未来を育む
一言
看護師と助産師、
命の始まりと終わりを見てきた経験から生まれた「命の講演」。
子どもたちが「生きていてよかった」と思える
社会づくりを全国で展開しています。

命と向き合い、未来を育む - 堂福はるの活動

心と身体を元気に―全国で展開する「命の講演」

私は全国の学校、地域、行政主催などの場で「命の講演」という形で、
命にまつわる様々なテーマの講演活動を行っています。
子どもたちに向けた性教育の授業や、保護者・先生向けの講演
妊娠・出産前や更年期など「先に知っておいてほしいシリーズ」と、
幅広い対象に合わせたプログラムを提供しています。

現在、この講演活動では96%の参加者が
「楽しかった」「大切な人ともう一度聞きたい」と評価してくれており、
特に思春期の子ども達(中学・高校生)からは
「死にたいと思ってリストカットしていたけど、自分の体を大事にしなきゃと思った」
「反抗期で親と話していなかったけど、帰ったらありがとうと伝えようと思った」
といった感想も寄せられています。
命の大切さを伝え、「生まれてきてよかった」と思えるような心の変化を生み出すことを目指しています。

医療現場の経験から生まれた使命

私のライフワークの根幹にあるのは「自殺する子どもをなくす」という変わらぬ使命です。
看護師として救命救急の現場で、そして助産師として命の誕生の場で、多くの命と向き合ってきました。

救命救急では自殺未遂を繰り返す方々に関わってきた経験から、
「体は治せても、退院後の環境が変わらなければ同じことが繰り返される」という現実に気づきました。
病院に来る前の段階で、心と体を健康に保つ方法を知ること、
身近な人とのパートナーシップ・人間関係の大切さを伝えたいという思いが、
今の活動につながっています。

農家さんを支える―クラウドファンディングコンサルタント

もう一つの活動として、クラウドファンディングのコンサルタントも行っています。
特に鹿児島や福岡県の提携事業として、
伝統的な方法で美味しい野菜を育てる農家さんのサポートに力を入れています。

大量生産の安価な野菜が増える中で、
長年にわたり環境作りから丁寧に取り組む農家さんの存在は非常に貴重です。
「こういう思いでこういう風に育てているからこの価格なんだ」という背景を消費者に伝え、
価値ある食材を守るお手伝いをしています。

元気な心と体を作る―食の大切さ

すべての活動の根底にあるのは「元気な心と体づくり」の重要性です。
子どもたちが自分らしく生きるためには健康な心と体が必要であり、それを支えるのは日々の生活と食事です。

自身の免疫疾患を経験したことで、西洋医学だけでは解決できない問題があることを知り、食の重要性に気づきました。
楽しく美味しく食べることはもちろん、心と体を元気に保つ食品選びの大切さを伝えています。

病院を出て、命を支える道へ

医療の現場で見つけた「その先」の使命

中学生の頃から医療従事者になることを決め、看護師になって救命救急の現場に立ちました。
そこで私が日々向き合ったのは、自殺未遂を繰り返す方々の姿でした。

「体は治せても、心は治せない」

何度救命処置を行い、日々大切にケアをして退院させても、また同じように戻ってくる患者さんたち。
医療では体の傷は治せても、その人が抱える心の問題や環境は変えられないことを痛感しました。

「病院に来る前に何か自分に出来ることはないか?」

その思いから、今度は命のはじまりの場所である産科で助産師として働き始めました。
新しい命の誕生に立ち会うことで、今度は幸せな瞬間に関われると思ったのです。

でも現実はそう単純ではありませんでした。

命の始まりと終わりから見えたもの

産科でも、暴力や性的虐待による妊娠、何度も繰り返される中絶など、
様々な背景を持った妊婦さんと出会いました。
命の始まりと終わり、両方の現場で働いた経験から見えてきたのは、
全ての問題の根底には
「元氣な心と身体」
「安心・信頼できる環境、人間関係づくり」が不可欠だということでした。

子どもの幸福度ランキング、世界ワースト2位の日本。
「日本から子どもの自殺をなくしたい」
「全ての人が、生まれてきてよかった!と思える社会にしたい」

その思いは、どんな状況でも変わりませんでした。

自分の病気が教えてくれたこと

転機は突然訪れました。私自身が難病指定の病気になり、
ドクターストップで病院を辞めざるを得なくなったのです。

中学生の頃から「医療で人を救う」ために勉強してきた私にとって、
それは生きる意味を失うほどの出来事でした。
初めて、学校に行けない子どもたちの気持ちが分かりました。
「頑張りたいのに頑張れない、体が動かない辛さ」
「やりたいことが分からない、出てこない」
状態の苦しみを、身をもって体験したのです。

海外で効くと発表されたという高い薬を処方され、
22歳でお給料の1/3がお薬代に消えていくのはキツかったですが
「これで良くなるんだ」と信じていました。

数ヶ月経ったある日、また入院することになった時に
主治医の先生がポロっとおっしゃった一言。

「効くかどうか分からないけれど、効くかもしれないから続けてみて」

ーー同世代のみんなと同じように遊んだり旅行したり、買い物するのを我慢して
良くなると信じて飲んでいたその薬は、”治す”ものではなかった。ーー

主治医の先生も、それ以外に私に提案できる治療法はなかったのです。
自分が信じてきた西洋医学では、自分の病気を治せないという現実に直面しました。

そして私は、三度目のドクターストップで、病院勤務の引退を決断しました。

それが大きな価値観の変化でした。

たくさんの人を癒せる看護師、助産師になる!
そのためだけに真面目に勉強、アルバイトをして、
就職してからも夜勤明けで眠気にも負けず、自費で勉強会に参加する日々でした。

それほどの想いをかけて叶えた夢が、消えた。
人の役に立たない私に、何の価値があるのだろう。
これからこの病氣を抱えながら、何ができるんだろう。

数年の苦悩を経て、とある大学生や、
自分がこの手で取り上げてきた赤ちゃん達に救われ、起業することになります。
(その話はまた別で)

「元氣な心と身体がないと、やりたいこともできない」

「自分らしく生きることをサポートできるのは病院や医療じゃなくて、日々の生き方と選択なんだ」

新たな道を歩み始めて

あれから全国で「命の講演」と題した講演活動を始め、
子どもたちや親御さん、先生方を中心に、命の大切さを伝えています。

正直、学校に呼んでいただき子ども達にお話する時は、
「聞きたくてここに座っている子はほとんどいない」状態です。
でも終わった後アンケートでは、96%の子どもたちが「聞いてよかった」とか
自由欄に「楽しかった」とくれることが本当に嬉しいです。

また、ある高校生の保護者様から、
「息子が、授業を受けた日に家に帰ってくるなり小さい頃のアルバムを開き、
ニコニコと機嫌よく眺めていました。きっと何か感じてくれたのだろうと、
この授業が息子の卒業後にもお守りになってくれるだろうと、嬉しく思いました。」

そんな感想をもらうたびに、この活動を続けてきて良かったと心から感じます。

また、食や子どもに関わるプロジェクトを中心にした、
クラウドファンディングコンサルタント®︎としても5年目になりました。
大量生産の安い商品が溢れる中で、
昔ながらの方法で土や環境から丁寧に野菜を育てている農家さんを応援したいと思ったからです。

誰かの想いやパワーがこもった食事が、子ども達の元気な心と身体、未来をつくる
”おまもり”の1つになる。

高い・安いだけで選ぶのではなく、
「こういう思いでこういう風に育ててるからこの価格なんだ」

その背景を伝えることで、作り手と買い手をつなぐ架け橋になりたい。
なくしてはいけない日本の良いもの、良い文化を、未来の子供たちに伝えていくお手伝いを
これからもしていきたいと思っています。

これからの展望

自殺する子どもをなくすという使命は変わりません。
でも今は「自殺しないで」と言うだけでなく、子どもたちが自分らしく生きられるよう、
元氣な心と体づくりを大切にしています。

講演活動だけでなく、これからはSNSやYouTubeなども活用して、
より多くの人に命の大切さを伝えていきたいです。また、食の大切さを伝える活動も広げていきます。

病院を出て見つけた新しい道。
それは「病気になる前に、心と体を元気にする」という、
医療とはまた違った形での「命を支える道」なのかもしれません。

皆さんの応援を力に、これからも歩み続けます。

あなたの「もやもや」に寄り添います

子育てに悩むお母さんへ

お子さんの様子が最近変わった気がする。
反抗期なのかな、ただの甘えなのかな。でもなんだか心配...

スマホを見る時間が増えて、家族との会話が減った。
成績が下がり始めた。友達関係でトラブルがあったみたい。
夜遅くまで起きている。部屋に閉じこもることが増えた...

「ちゃんとした親なら、こんな状況にならないはず」
「どう声をかけたらいいのか分からない」
「この先どうなるんだろう」

そんな不安や焦りを抱えていませんか?

学校や行政では伝えられないこと

学校の先生も一生懸命です。でも、30人、40人のクラスを見ながら、
一人ひとりに深く関わるのは難しい現実があります。

行政も様々な取り組みをしていますが、どうしても「枠」があって、
本当に必要なことが届かないこともあります。

私が全国の学校で行っている「命の講演」では、子どもたちが本音で話せる場を作っています。
96%の子が「楽しかった」と言ってくれる中で、
「死にたいと思っていたけど、自分の体を大事にしようと思った」
「親に感謝の気持ちを伝えたい」という変化が生まれています。

PTAのみなさんの力で変えられること

実は、校長先生や行政からよりも、
PTAのみなさんから「ぜひ来てほしい」という声をいただくことが、
子どもたちに届く最短の道なんです。

「うちの学校でも話を聞きたい」
「地域の子どもたちにも伝えてほしい」

そんな一言が、子どもたちの命を守るきっかけになります。

食から考える家族の健康

毎日の食事は、単なる栄養補給ではありません。
心と体の健康を支える大切な基盤です。

私自身、免疫の病気になった時に気づきました。
「高い薬を飲んでも治らない」と言われた時、これまでの食生活や生活習慣、考え方のクセを見直す必要があったんです。

伝統的な方法で野菜を育てる農家さんたちは、単においしいだけでなく、私たちの健康を支える大切な存在です。
「こういう思いでこういう風に育ててるからこの価格なんだよ」という背景を知ることで、
食べ物への向き合い方が変わります。

あなたにできること

「自分の子どもだけ守れればいい」という時代ではありません。
地域全体で子どもたちを見守り、育てていく時代です。

PTAの方々、食や健康に関心のある方々、
子どもたちの未来を考える全ての大人たちに、ぜひ一緒に行動していただきたいと思います。

  • 学校やPTAでの「命の講演」講演のご依頼
  • 食と健康に関するワークショップの開催
  • クラウドファンディングでの「町おこし」「子供達の未来に繋がる」プロジェクトのご相談

どんな小さなことでも構いません。まずは気軽にご連絡ください。

すべての子どもたちが「生まれてきてよかった!」と思える社会を、一緒に作っていきましょう。